2018年度メタップス株主総会(第11回定時株主総会)に参加してきた感想

本日の2018年11月29日にメタップスの株主総会がありました。

場所は六本木の『六本木グランドタワー9階ベルサール六本木コンファレンスセンター』でした。


会場に入ると200席くらいの椅子があり、中央にマイクスタンドが立っている感じでした。

入場すると参加している株主は20代~70代まで様々な年代の株主がいました。

男女比は8:2くらいで男性が多かったですね。

私は会社を途中で抜けての参加だったのでビジネスカジュアル的な感じでしたが、スーツ姿からジーパン姿まで様々な服装で統一感はない感じでした。

あれなら、どんな格好で参加しても問題ないですね。


15:00になって、スーツ姿のメタップス経営陣が入室してきました。

経営陣の入場後は佐藤さんが仕切って、2018年度の会社の経緯を説明しました。

その後は参加者による質疑応答時間です。

質問者は10人前後だった気がします。

その質疑内容は全て記憶に頼っての記述なので、正確でない可能性が高いです。すいません。

・メタップスの利益が韓国に集中しているのではないか?
佐藤氏:決算事業や広告事業が収益のメインであり韓国でも日本でも変わりはありません。今後もここに力を入れていきます。リソースも多くをここに投入しています。
(ここは質問と回答が若干嚙み合っていない感じでした)

・韓国の実店舗でADA、カルダノの仮想通貨決済をやるとニュースで見たので事実関係を教えてください。
山崎氏:その認識で問題ありません。

・pringで仮想通貨を取り扱うか?
山崎氏:pringは電子マネー決算のプラットフォームとして考えていますので、今はその考えはありません。

・pringと三菱UFJとの関係
佐藤氏:赤い銀行さんとは、今後pringで関係がないとは言えません。未定としかお伝え出来ません。

・BankPay(3メガ銀行や地方銀行が共同でするQRコード決算)とpringの関係
佐藤氏:各銀行さんで完全に足並みはそろっていない状況です。なのでBankPayの方向性は掴めていないので、協業するかもしれませんし、ライバルとなるかもしれません。

・1000億達成に向けた新規事業について
佐藤氏:10個やって2,3個当たれば良いという考えでやっていく。ただプリン、タイムバンク、Dappsの今後は全く読めないので収益としては考えに入れていません。当然当たれば嬉しいが、収益化の計算に入るレベルにはなっていない。

・会長、新社長との役割分担について、例えば新規事業と既存事業の境目であるグレーゾーンの考え方を教えてください。
佐藤氏:新規事業立ち上げから、後はオペレーションとして回せば良いレベルの事業化までは自分がやるつもりです。
完全に事業化出来るレベルまで来たら、新社長以下の子会社に権限移譲する。

・タイムバンクをMBO(マネジメントバイアウト)した件
佐藤氏:メタップスにも株価を残しておきたかったが、制度として個人で持った方が良いという助言を受けて、そうすることにしました。また、今後5年以上は赤字を掘る覚悟が必要であり、それをメタップスに負わせるのも違うと思った。今後も個人で持ち続けるか?についても未定。(もしかしたらまたメタップスに戻すことも含みを持たせているように私は感じた。)
※この話は難しくて理解出来ませんでした…(メタップスも佐藤でMBOするのも佐藤で同一人物だと、なんだかんだと複雑という趣旨の話をされていました。)

・QRコード決済にLINE、ソフトバンクなどの大手企業が参入してきていることについて、戦っていけると考えていますか?
佐藤氏:LINEさんやソフトバンクさんは既にあるコミュニティにどうやってQRコードを使って頂くか?の戦略であり、pringは完全なオープンプラットフォーム化を目指しているので戦略の方向が全然違うと思っています。

・pringでみずほ銀行と提携していますが、今回のLINEとみずほ銀行で新銀行『LINE Bank』についてどう思いますか?
山崎氏:みずほ銀行さんは様々なベンチャーとフィンテックで提携をしています。LINEもその一環であり、銀行業とpringのQRコード決算は分野が異なっており、重なる部分はありません。

・メタップスと竹中平蔵氏の関係について教えてください。たとえば、定期的に助言を受けている関係とか。
佐藤氏:定期的に合っている訳ではありません。新たな事業を始めるときだったり、トレンドの変わるタイミングだったりと不定期なタイミングで相談と助言を受けている関係です。

・取締役の和田洋一氏(スクエア・エニックスの元社長)と佐藤さん山崎さんとの関係性について
和田氏:用務員のおじちゃん的な存在ですよ。そして、若い2人の尖った意見に対して、ブレーキを掛けることなく、ハンドル操作で障害物を避けながら進める感じで助言をしている。

佐藤氏:現在300人、400人いる従業員を抱える企業になるために、それ以上の大きな組織を運営していた山崎氏の助言がなければ現在の組織運営は出来ていなかった。

・ICOの会計処理について
山崎氏:2019年度の収益として計上することは確定しているが、第1Qか2Qかなど具体的な時期はまだ決まっておりません。



◆総括まとめ◆
新規事業とM&Aで約480億円の売上と42億円の営業利益を出すことに対しての具体的な話は聞けませんでした。
この乖離が今後の株価の動向に大きな影響を与えるのは間違いないので株主の皆さんが聞きたいポイントでもあったでしょうね。

今回個人的には初めての株主総会でした。生で経営陣の話を聞けて良かったので来年以降も参加したいと思いました。
また、株主総会のお土産という訳ではないでしょうが、噂の”メタップ水”もGET出来ました。
(ネットで拾った画像なので、実際にもらった水はキャップの色とデザインも違います)

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