【米国株情報】バフェット太郎さん&チョコさんに反論→NVIDIAが勝者となり、Intel/IBMが敗者となる理由

今週のアメリカ市場での大きなニュースとなったNVIDIAの決算発表後の大暴落です。


しかし、その決算内容自体は増収増益でした。

米国会計基準(GAAP)に基づく四半期の第3四半期売上高は、前年同期比21%増の31億8,100万ドル、営業利益は同18%増の11億5,700万ドル、純利益は同47%増の12億3,000万ドル、希薄化後の1株あたりの利益は同48%増の1.97ドルと、増収増益を記録した。

NVIDIA、2019年第3四半期は増収増益 ~仮想通貨特需は終息へ

アナリスト達の想定していた内容に届かなかったことが大暴落の理由でした。

また、ゴールドマンサックスも目標株価を283ドルから200ドルに引き下げたそうです。ただ、競争上の優位性は維持可能である、買いのサインはそのままとしている。

ゴールドマン、エヌビディア株に対する評価「誤っていた」-決算受け

チョコさんの記事でもNVIDIAは評価が高すぎる銘柄でインテルの方が良いという記事を書かれていました。
そもそも、エヌビディアは未だにゲーム事業の分野が売上高の大部分を占めているのが実態で、AIや自動運転自体がビジネスが出来る段階までに育っていないため、当然エヌビディアの業績には貢献しない。
近い将来、AIや自動運転はスタンダードになる可能性は高いですが、その頃にはライバルの猛追でエヌビディア独自技術は陳腐化している可能性も高い。
エヌビディアを買うのであれば、既にパーソナルコンピュータ市場を支配して、今後も安定した利益を稼げるインテル(INTC)を買うのが正解です。
インテルはNYダウ銘柄かつ10年連続増配銘柄であり、配当利回りも3%弱あり、期待先行型ではなく実力に即した値付けがされています

エヌビディア(NVDA)減収予想で大暴落!期待先行型で買われたグロース株の末路。 : チョコの株式投資Diary(米国株の高配当・連続増配株投資)

バフェット太郎さんの記事でも同様にエヌビディアの将来性は全くないと言い切っています。それにしてもバフェット太郎さんって”クソダサい”って言葉が好きですよね。
あと半導体ブームとNVIDIAの株価上昇って本質は全然違うと思いますが・・・
さて、16年から18年にかけて半導体株ブームが訪れたことで、「(IoT時代の到来で半導体市場が成長し続けることを考えれば)半導体株に長期投資してあとは気絶しているだけでお金持ちになれる」と豪語している投資家が散見されました。
クソダサい投資家ほど直近の数年間で起きた出来事を、まるでこれからも永遠に続くものと錯覚しがちで荒唐無稽なシナリオを思い描くものです。しかし、そもそも投資の世界は将来を織り込むものなので、そういうクソダサい投資家たちがワラワラと集まり、株価を買い上げてしまえば、仮に半導体市場が成長したとしても、株価はそれ以上値上がりしないのです。

【NVDA】エヌビディア大暴落で半導体株信者涙目www【ブームに乗ったクソダサい投資家たちの末路】 : バフェット太郎の秘密のポートフォリオ(米国株配当再投資戦略)

また、バフェット太郎さんの10選銘柄に入っているIBMの方が私はネガティブに捉えています。

【米国株情報】IBMの買収は失敗に終わる RedHatを340億ドルで買収


さて、前置きが長くなりましたが、私の考えを書きたいと思います。

エヌビディア(NVIDIA)が勝者企業となる理由



私の考えは2025年以降であればNVIDAはIntelは比較にならないほどの企業価値の差が出来ていると思います。

理由その1




NVIDIAは、これまで仮想通貨マイニングやeスポーツなどゲーム用として使われていたGPUが売上のメインでした。
しかし、これまで株価が急上昇していたのは自動運転などを筆頭としたAI技術としてGPUが使われると期待しての急上昇です。
これは、投資家が早く売上に貢献するだろうと期待しているだけで自動運転など多くの機器に組み込まれるのは時間が掛かるでしょう。
個人的には5年から10年くらいゆっくりと時間を掛けて、AI技術は浸透すると考えます。
その為、NVIDIAの売上に貢献するのも急激な増益ではなく、ゆるやかな増益になるでしょう。

理由その2

IntelやGoogleやマイクロソフトなどAI技術のキーデバイスを研究開発している企業は多いでしょう。
それでもGPUの技術的な優位性がゆらがないと思えることが、AI技術のコアであるディープラーニングというアルゴリズムに一番適しているのがGPUであることです。
詳細な説明は省きますが、ディープラーニングは同じ計算を繰り返しする必要があり、その計算に向いているハードウェアがGPUであることは専門家も反論できないでしょう。
それにインテルやグーグルやマイクロソフトが今更GPUの開発を始めてNVIDIAに追いつくというのも無理でしょう。
グーグルの検索システムに誰も挑まないのと同じでGPUでNVIDIAに挑む企業はないでしょう。

理由その3

インテル、グーグル、マイクロソフトがAI技術でNVIDIAに勝てるデバイスを開発するためには、ディープラーニング以外の画期的なアルゴリズムを発見する必要があります。
もし、ディープラーニングを超えるアルゴリズムが開発されて、そのアルゴリズムが同じ計算を必要としない場合は簡単にGPUをAIキーデバイスとして過去の遺物となるのは確実です。
しかし、そんなアルゴリズムが出てきているという話も聞かないので、まだまだGPUは安泰です。

以上の3つが、NVIDIAが長期保有株として非常に可能性のある銘柄と考える理由です。

インテル(Intel)が敗者企業となる理由


逆にIntelが今後衰退していき勝ち続けられない可能性が高い企業と考えています。

理由その1




Intelが利益を出せているのはPCで使われるCPUのデファクトとなったからです。
そのパソコン出荷台数は減り続けており、いつまで利益を出し続けられるか疑問です。
事実モバイルやipadなどが台頭しておりパソコンの出荷台数は減り続けています。

理由その2

モバイルなどの組み込み機器に使われるCPUはARM社がデファクトとなっており、インテルはCPU業界で負け続けている。
自分の会社でもインテルは殿様商売で嫌われていました。
(しかし、最近は組み込み機器にも力を入れているので昔ほどではないらしいです。)
そんな負け続けているインテルが逆転を狙ってFPGAのアルテラ買収を2兆円もかけて実施したことも経営層に危機感がある証拠でしょう。
そして、アルテラ買収が成功だったという評判も聞きません。

理由その3

ムーアの法則が終焉したことで高付加価値のあるCPUをどーやって維持するか不明であり、そもそも20年以上TOPに君臨し続けるハイテク企業か今後10年も同じTOPだと思えない。

以上の3つがインテルが今後10年以内に敗者になると思う理由です。

最後にまとめ

じゃー、お前はNVIDIA買ってるの?買ったの?って突っ込まれそうなので。。

NVIDIAは、時価総額が既に1000億ドルもあります。
しかし私はテンバーガー候補に投資したいと考えているので現在はNVIDIA株を購入しておりません。。。
以前はNVIDIAがAIに全力で挑む姿に将来性を感じたので保有していた時期はありました。

今回の決算でNVIDIAを悪く言う人が多く見えたので、この記事を書きました。
物の見方は一つではなく、人の数だけあります。
誰かの意見を鵜呑みすることなく、自分の頭で考えることが大切ですよってことです。

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