2月8日の2018年の通期決算発表がありました。
決算発表は無事に通過したんですが・・・
減収減益を理由にして
「今春には開発や総務部門を中心に従業員の約5%にあたる1000人規模の希望退職を募る」ことを発表しました。
ルネサス エレクトロニクスは2018年9月11日、米国の半導体メーカーIntegrated Device Technology(IDT)を買収すると発表していました。そのときの買収金額は約67億ドル(約7300億円)と日本の半導体ベンダとしては最大規模の買収劇でした。
なので、当時は大きなニュースとなっていました。
当時はルネサスの持つ半導体技術とシナジー効果は疑問符を付けられており、その疑問はまだ解消出来るようなシナジー効果は出ていません。
そして、本日のリストラ発表でした。
ルネサスの呉社長は元々はみずほ銀行員(旧・日本興業銀行)でした。
技術の理解が足りない社長が巨大M&Aを実施して、その結果従業員の5%もをリストラしないといけないダメな社長だったということがよくわかりました。
今後も攻めのM&Aをすると決算発表の資料ではありましたが、社員を守れない社長がどうやって会社の士気を高められるのか?
私には、今後のルネサスエレクトロニクスの未来は暗いと思います。
ルネサスは車載半導体を極める道を選ばずに全方位で成功しようとしています。
八方美人な戦略が今の時代で成功するか?私には疑問しか出てきません。。。
少なくても今回のリストラ報道でルネサスの株を購入することは私は避けようと思いました。
また今後は優秀なルネサス社員は早期退職で逃げ出すことになり、会社の雰囲気は暗くなるでしょう。