1000万円を超える貯金・金融資産を持っている人ってどのくらいいるんでしょうかね?
年収1000万円よりはかなりハードルは低そうです。
特に独身と既婚はどっちがお金を貯めているか?
なんとなく、既婚組の方が多そうなイメージがありました。
家賃、光熱費、食費など既婚組の方がお得感がありません?
支出で大きな出費を占めている家賃なんかは、絶対2人で暮らす方がお得ですよね。
それでは、金融広報中央委員会が2017年に発表した独身と既婚の世帯で1000万円以上の金融資産を持つ割合を比較してみましょう。
独身組(一人暮らしの人)の貯金額・金融資産
●20代・・・2.3%●30代・・・18.5%
●40代・・・21.4%
●50代・・・28.4%
●60代・・・36.1%
既婚組(二人以上世帯)の貯金額・金融資産
●20代・・・7.8%●30代・・・12.9%
●40代・・・18.5%
●50代・・・29.1%
●60代・・・39.8%
これは意外な結果でした。
2人世帯の方がお金は溜まっていそうですが。
20代は圧倒的な大差で2人以上の世帯の方が多いですが30代で逆転しています。
これは子供が生まれている世帯が多くなるのでこの現象となるのでしょう。
しかし、40代には節約の成果だと思いますが既婚世帯と独身世帯が同じ割合に復活していました。
そして、50代と60代は節約生活が染みついているからか、子供が独り立ちして掛かるお金が減って貯金に回せる額が増えているからか、既婚世帯の方がお金持ちになっていました。
つまり、早く結婚している既婚組が子供が生まれる30代は独身組より貧乏暮らしで我慢が必要ですが、50代、60代には独身組を上回る資産を保有しており、優雅な老後が待っているってことですね。
※金融広報中央委員会が2017年11月10日に発表した「家計の金融行動に関する世論調査」の[単身世帯調査]と[二人以上世帯調査](2017年)のデータから
また「貯蓄」とは、「金融資産」全体のことをさします。
預貯金だけでなく、株や投資信託などの流動性の高い金融資産も含みます。
【参考記事】
1000万円以上貯めている20代~60代はどれくらい?