ライザップが決算で酷い状況となっている。
これまではライザップという”体験”を提供するという切り口でパーソナルジムの大成功して、その利益で赤字企業を買収しては黒字化にしてライザップグループは、時代を代表する成功企業としてメディアに登場することも多い企業でした。
私も穏やかな口調の社長さんには好感を持っていました。
M&Aによる経営の多角化は、3日坊主になりがちな稽古事などをターゲットとして続けられることをサポートするというコンセプトはいいかなと思っていた企業だったので残念ですね。
社長の瀬戸さんは責任を取って業績が予測した230億円を超えるまで無給で働くそうです。
そこまでしなくても・・・とは思います。
というかお金はキッチリもらっていいので成果を早く出して欲しいってのが株主の気持ちじゃないですかね?
トレーニングジム大手RIZAP(ライザップ)グループは14日、2019年3月期の業績予想を下方修正し、純損益を5月時点の159億円の黒字から70億円の赤字に、営業損益は230億円の黒字から33億円の赤字にそれぞれ転落する見通しだと発表した。業績悪化を受け、瀬戸健社長は1年間分の役員報酬(額は非公開)を全て返上する。
ライザップは積極的なM&A(企業合併・買収)で事業を拡大してきたが、計画通り進んでいないという。こうした状況から、事業の選択と集中を進めるとして、新規のM&Aを原則凍結することも合わせて発表した。
引用元
ライザップ、M&Aは原則凍結に 業績予想を赤字に修正:朝日新聞デジタル
これを見るとM&Aは辞めて、足元を固めるようにする方針みたいですが、180度方針転換してしまうんですね。
本日発表された2019年3月期の業績予想修正
超絶IRと批判されるのも仕方ないですね。
これまで営業利益で230億円いきますよ!!って言っておきながら蓋をあけると、すいませんでした。やっぱり赤字で-33億円になりそうです。
ってことですからね。
私はこの社長が好きなので、来年以降であればどこかのタイミングで買っても良いかと思っています。
それに本業のパーソナルジムを軸にした事業は良いと思っています。
ネームブランドもあるので、このまま消えるような企業ではないと思います。