【フィンテック】キャッシュレスが普通で現金がダサって時代はすぐ来ます

いまだにキャッシュレスに反発している記事をよく見る。

雑誌のAERAでもそんな記事が書かれていました。
香典をキャッシュレス決済する未来を想像して、キャッシュレス派はあり得ないでしょって極論を展開した記事でした。


その記事を読んで気になったのは、この予測ってどんなデータなんだろ?

ってことに興味が行きました。


そこで、『電子決済比率の変動予測 電子決算研究所』でググると簡単に見つかりました。これが元のデータです。

元データは横長でした。笑

さらに2025年の予測まで言及されていました。

2025年でも現金が62%となっていました。

本当かな??

そして予測方法を見てみて納得してしまいました。

◆ 市場予測に際しては、独自に流通・サービス店舗、クレジットカード・プリペイドカード・電子マネー等運営会社、関連団体・行政機関へのヒアリング等を実施し、数値の精査を行いました(調査期間:2017 年 3 月~2017 年 6 月)。調査結果を収録した『電子決済総覧 2017~2018』では、各電子決済サービス手段別内訳(国際ブランドデビットカード、J-Debit、非接触 IC 電子マネー、サーバ型プリペイド、ほか)の市場規模推移、および電子決済化率などについても算出し、収録しています。

調査方法はヒヤリングでした。人海戦術であり、データとしてどうにでもできますね。なんでネット使って、アンケートしなかったのか?謎です。

そして、調査期間が2017年の3月から3か月間でした。
その頃はQRコード決算も話題となっていませんでした。
当然、LINEやソフトバンクやアマゾンが巨額投資でQRコード決算を本気で普及させることに必死になるなんて夢にも思えなかった時期でした。

さらに続きの内容も衝撃的でした。

◆ 日本政府は 2017 年 6 月に公表した『未来投資戦略 2017』の中で、2027 年までの今後 10年間で日本国内のキャッシュレス決済比率を 40%まで向上させる目標を掲げています。2020 年には東京五輪の開催も予定されており、年々増加する訪日外国人向けサービスの充実も視野に入れ、今後のキャッシュレス環境整備は各分野において、より一層加速していく見通しです。

これって、日本政府が上げた2027年に普及率40%を目指すって言ったことを根拠にしていません??

この予測データは、2025年にキャッシュレス決済が38%になっていますよ。
完全に逆引きで推移予測を作ったでしょ・・・

まぁー推移予測なんて誰にも判らないから、何かをよりどころに鉛筆なめなめで数字を作る作業なので、ある程度は仕方ないですが・・・



最後に私の考え

LINE、ソフトバンク、アマゾン、メガバンクなど巨額資本を持つ企業が本気で参入していることを考えれば、普及した時に得られる利権の大きさを物語っています。

なので、来年以降も日本政府、大手企業などがキャッシュレス決済に巨額の投資を続けることでしょう。

また、日本人は周囲に同調する能力の高さは異常に高い民族だと思います。

なので、eメールから一気にLINEが普及した時のように電子マネーも便利さを知った一部のユーザーから一気に普及して過半数がキャッシュレス派になっているでしょう。
そして、現金使うことがダサい感じになっている未来までは容易に予測できますね。

たぶん今ガラケー使っている層が最後まで現金使ってそうですね。。。

アメリカの首都ワシントンでもキャッシュレス化が急激に進んで問題となっていることがあるらしい。

米人口3億2500万人超のうち、銀行口座を持っていない人は1300万人に上る。
ワシントンがキャッシュレス化すれば、高齢者や10代の若者、金銭的に余裕がない人が置き去りにされてしまうと懸念を示し、「現金を受け付けないビジネスは、これらの人々の生活の妨げになる。彼らは実物を見ないと、やりくりができない」

これは日本とは事情が異なりますが、日本でもキャッシュレスが進むと何らかの社会問題が出てくるでしょう。

それでもキャッシュレスの流れが止まることはないと断言出来ます。

なぜなら出てきた問題を解決するために新たなビジネスが生まれるからです。

そうやって社会は進歩していきます。

【参考記事】
あなたはどっち? キャッシュレス派vs現金派 それぞれの主張 〈AERA〉

「2020年の国内電子決済市場は87兆円を突破」を発表 | 電子決済研究所 - コーポレート

キャッシュレス化進む米首都ワシントン、取り残される低所得層

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