米国株も日本株も株価は落ち着いてきたようにも見えるが、今回の暴落の原因となった米中貿易戦争も長期金利の上昇も状況に変化はありません。
しかし、株価だけは落ち着いているように見えます。
こういう時には注意が必要です。買い増す人は一旦立ち止まって考える必要があります。
もちろん、このまま下落がなかったように急上昇していくパターンもあるでしょうね。
ここで落ち着いたと思って飛びつくと痛い目に合うのは良くあることです。
個別銘柄の株価でも良くあるパターンです。
悪材料で下落している株価が落ち着いたと思って購入すると、そこから下げ始めるパターンです。
・”もう”はまだなり ”まだ”はもうなり
「人の行く裏に道あり 花の山」とならんで、格言の双璧といっていいほど有名な格言です。
もう底だと思えるようなときは、まだ下値があるのではないかと考える。
反対に、まだ下がるのではないかと思うときは、もうこのへんが底かもしれないと考える。
つまり、微妙な相場の変化に対して、自分だけの独善的な判断を振り回すことが、いかに危険であるかを説いた言葉です。
そして、今日の米国市場はどーなるでしょうか?
個人的には、このまま年末に向けて下げ続けるパターンを考えて様子見中です。