【米国株情報】IBMの買収は失敗に終わる RedHatを340億ドルで買収

米IBMがLinuxディストリビューション『Red Hat Enterprise Linux』の開発、販売をしている米RedHatを買収したというニュースがあった。

このニュースをポジティブニュースと捉える人やネガティブニュースと捉える人など様々な反応があった。

IBMはレッドハットの買収で、クラウドへのシフトを加速する|WIRED.jp

ポジティブニュースと捉えた有名ブロガーと言えば
米国株ブログ村ランキングNo2のカリスマブロガーでもあるチョコさんです。



しかし、私はネガティブニュースと捉えています。

まず4兆円弱(340億ドル)のお金を出しての買収は過去のソフトウェア企業買収の金額でぶっちぎりの最高買収額です。

これまでのソフトウェア企業の巨額買収案件

・262億ドル...MicrosoftがLinkedInを2016年に買収
・220億ドル...FacebookがWhatsAppを2015年に買収
・135億ドル...SymantecがVeritasを2004年に買収
・110億ドル...OracleがPeopleSoftを2004年に買収

そこまでの企業価値があるか?疑問です。

ちなみにRedHatの売上高は、30億ドル程度です。

Red Hat、2018会計年度の第4四半期と通期の業績を発表

そして株価も2018年6月をピークに落ち続けています。






そして、一番残念なことが今回の買収でIBMはサーバーを主軸に置くと宣言したことになります。

私はIBMが逆転出来るとすれば、量子コンピューターかAIかIoTの研究成果が出てくることと考えていました。

しかし、今回の買収で多くの資金を使ったということはサーバー部門に多くの予算を使うこととなるでしょう。

これでIBMが復活するには、IBMが今回の買収で発表したマルチクラウドプロバイダーで圧倒的な成功を収める必要がある。

それを信じるならIBMは買いですが、私はそれより失敗する未来の方が想像しやすいですね。

私はIBMの株価が安くなっているので監視銘柄に入れていたのですが、今回の買収で監視銘柄から除外することにします。

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