富士通で配置転換5000人規模のニュースが出ました。
体力が落ちてきているので、大きな固定費を削減して利益をキープしようと必死な日本企業の典型的な負けパターンになっちゃいましたね。
ニュースの内容は、2020年にグループ会社全体で5千人規模の人員を間接部門からITサービス事業に移動させるという配置転換です。
そして驚いたことに、グループ会社全体で間接部門の人員が2万人も居るので、5000人を配置転換してもまだ1万5千人も残るという悲惨さです。
そして、これで事業の選択と集中を加速するらしいです。
96年頃のCMに出ていた、富士通タッチおじさんが懐かしいですね。
NECのバザールでござーると同様に過去の栄光になってしまいました。
そして、執行役員の半数をリストラ。
はたして富士通には何人の役員がいると思いますか?
なんと60人ですよ。
2018年10月27日時点で富士通のサイトに載っていた役員一覧
役員一覧 : Fujitsu Japanもはやギャグでしょ。
こんだけのオッサンが役員会議で揃って経営会議で何を話していたのか?
想像つくのは国会議員中継みたいな感じだったのでしょう。
そして、可哀そうなのは富士通の社員さんですね。
何も決めずに偉くなっただけのオッサンが高給取りになって会社が傾くまで居座るってパターンは見飽きましたよ。
この先の富士通で起きる事態としては、以下のパターンになるでしょう。
・優秀な20代、30代は転職して年収が上がる
・条件の良い転職が出来ない20代、30代は居残りして配置転換先で頑張る
・変化に適応出来る40代、50代は、配置転換先で頑張る
・変化に適応出来ない40代、50代は年収を下げてでも転職を迫られる
・転職を迫られた一部の人達が訴訟を起こして会社と戦う
けど、有言実行出来なくてリストラという安易な方法しか選択出来なかった無能な社長を攻めるのは可哀そうだと思います。
富士通の田中達也社長は、調べたら入社してから富士通一筋という生え抜きの人材のようで社内派閥戦争に勝ち抜いて来た社員さんで、社長に就任してたったの4年で大きな会社の構造改革なんて出来ないでしょう。
まぁ私は富士通の社員でもなく影響は0なんですが、同じサラリーマンとしてこの手のニュースは気分が悪くなりますね。
これから富士通が取る戦略は他の電機メーカ同様に人員削減の1択となるでしょうね。
そして、日本国内からは社員数1万人を超えるような大企業は存在出来なくなる時代になるのでしょうかね。
【追記:2019/02/20】
やっぱり、想像通りでした。
その後のニュースで2850人もの人達が早期退職制度に応募したと富士通から発表されました。
富士通側の想定以上のリストラ結果となったのではないでしょうか?
また残った2千人の人達も2019年の春から技術部門への移動が簡単な研修後に配属されるというニュースも同時にありました。
ここから半分以上の人達はおそらく配置転換後の業務に耐えられずに富士通を去ると思います。
今後の日本のリストラ策として今回の富士通のやったことが流行る可能性もあります。。
私を含めてサラリーマンは明日は我が身と思って、本業のスキルアップと同時に本業以外からの収入を得る努力を1日でも早くすることをお勧めします。
ちなみに私は副収入としてブログ運営と株収入の2輪を育てるべく日々努力しています。
ITサービス強化と間接部門の合理化を目指したリストラ策の一環として実施した希望退職者の募集に、2850人が応募したと発表した。退職日は3月31日で、割増退職金などの費用として2019年3月期に461億円を計上する。業績予想に変更はない。
富士通で2019年早々リストラを発表!陰湿なリストラが着々と進行中|株JIN.com
・参考記事
【大解雇時代】バブル期就職人気ランキング上位企業が全滅している件|独身投資家JINのハイテク・グロース小型株集中投資で資産運用【NECリストラ】45歳以上のオジサン達に対して早期退職募集した結果
富士通、配置転換5000人規模 ITサービス注力で