10月26日にアマゾンの株価急落で時価総額ランキングが2位から3位に転落してしまったようです。
アマゾンの2位を奪還したのはマイクロソフトで今年の4月以来です。
3位に落ちた原因は、10月25日に発表した7月~9月期決算で過去最高益を更新したが、売上高と業績見通しが市場予測に届かなかったことです。
それによって、アマゾンの株価は7.8%も下落した。一方マイクロソフトは24日に発表した決算内容がポジティブに捉えられており、全体的に下落基調の米国相場で26日の下落は1.2%で抑えられたことによって、世界時価総額ランキングの順位交代に繋がったようです。
9月28日時点の世界の時価総額ランキング
10月26日時点の世界の時価総額ランキング
時価総額ランキングの上位3社が1ヶ月で下落した時価総額
1位のアップルは、450億ドルの時価総額ダウン
2位のマイクロソフトは、560億ドルの時価総額ダウン
3位のアマゾン・ドット・コムは、1756憶ドルの時価総額ダウン
3位のアマゾンがアップル、マイクロソフトと比べて3倍以上の金額が消えてなくなっています。
いかにアマゾンの下落が急落だったかがわかる結果でした。
この3社とNASDAQ指標のここ1ヶ月の株価推移を比較してみます。
このチャートを見れば、アップルとマイクロソフトはNASDAQに比べて下落率が低いことがわかります。
つまり、ハイテク株が上場するNASDAQ市場の指標に勝っていることになります。
一方でアマゾンはNASDAQよりも劣る結果となっていました。
また、別のニュースでは10月に入ってからハイテク株全世界で失った時価総額が1兆ドルとリフィニティブのデータから判明したそうです。
すると、米国の時価総額ランキングTOP3が全世界ハイテク株が失った時価総額1兆ドルのうち3割弱を占めていることになります。(時価総額1億ドルを超える世界中のハイテク企業1701社を調べた結果)
これまでアマゾンが注目を1点に集めて株価が急上昇していたので、その反発もこのくらい急落するのもある程度納得できる株価推移です。
この後、下落が落ち着てからどういう株価推移を見せるのでしょうかね。